ルカ・ドンチッチと同じ2018年ドラフトで2巡目33位でダラス・マーベリックスに指名されたジェイレン・ブランソン。1年目から73試合に出場するなどダラス・マーベリックスのローテーションに食い込むと、4年目の今季は現在行われているユタ・ジャズとのプレイオフファーストラウンドで躍動。ルカ・ドンチッチが欠場した最初の3戦でチームを牽引する活躍を見せた。
そのブランソンは今季終了後完全FAとなる。噂ではポイントガードの強化を目論んでいるニューヨーク・ニックスがブランソンに契約を提示するとの情報もあるが、ブランソンは契約に関し以下のようにコメント。ESPNが伝えている。
全く考えていない。全くね。約束するよ。父親とはこの事に関するジョークを言い合ったりするけど、シーズンが終わるまで契約のことは離したくない。今の自分にとって何の助けにもならないと思うからね。気分の悪い状況さ。人々は俺が契約の話をしたがらないとは思わないだろう。だけど試合に出ている限り、この議論はトピックではない。
ブランソンは今季平均16.3得点3.9リバウンド4.8アシストを記録。それらのスタッツは全てキャリアハイであり、クリスタプス・ポルジンギスがトレードで放出されて以降はチームの2番手として活躍してきた。またプレイオフではここまで4試合で平均29.8得点を記録しており、その評価を一気に上昇させている。
他チームが最大4年の契約しか提示できないのに対し、マーベリックスは最大5年の契約を提示できる。ただ十分なキャップスペースを保有しておらずタックスラインを過ぎる可能性が高いため、ブランソンがこの夏ダラスを離れる可能性は低くないとされてきた。
ジャズとのファーストラウンドは2勝2敗とイーブンであるが、もしダラスがジャズとの戦いを制しタイトルを獲得した10-11シーズン以来となるカンファレンスセミファイナルに進出することが出来れば、ブランソンの評価は更に上がることになりそうだ。