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ラプターズGM「パスカル・シアカムを誇りに思う」

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タイトルを獲得した18-19シーズンMIP賞を受賞し、カワイ・レナード移籍後はトロント・ラプターズのエースとして活躍してきたパスカル・シアカム。だが昨季は平均21.4得点7.2リバウンドと悪くない数字を残すも、チームをプレイオフに導くことが出来なかった。

今季は肩の怪我により序盤を欠場していたものの復帰後は昨季以上のプレイを見せているが、シアカムの能力には依然として疑問符を付けるファンが多く、チームのエースとして不十分ではないとの声も少なくない。

だがチームのGMを務めシアカムのNBA入りに大きな貢献を果たしたマサイ・ウジリは、シアカムに全幅の信頼を寄せているようだ。彼の以下のコメントをThe Score.comが伝えている。

他の日の彼の会見を見ていると、彼をチームに留めたいと思う。あのようなファイターはチームに必要なんだ。

彼は逆境を乗り越える事ができる。彼はかつて人種差別的なコメントを言われたり、バスケットボールやスポーツに関する批判を受けた。たしかに彼は多くのお金を稼いでいるけど、1人の人間でもあるよね?

彼はそういったものに立ち向かい、耐えて、復帰して、再び批判を受け、怪我をした。そしてそれから成長したんだ。今の彼を見ていると、ずっと戦っているように見えないか?戦う人間を欲するということだ。私は彼のことを誇りに思っている。パスカルのことをとても誇りに思っている。

シアカムは今季68試合に出場し、平均22.8得点8.5リバウンド5.3アシスト1.3スティールとオールラウンドな活躍を披露。また平均出場時間37.9分はリーグベストだった。

カメルーン出身のシアカムはバスケットボールをプレイしていた兄のルートで同郷でありNBAプレイヤーだったルーク・バー・ア・ムーテと出会い、本格的にNBA選手を目指すように。NBAとFIBAが共同で毎年開催している国境なきバスケットボールキャンプでプレイすると、その時出席していたウジリの目に止まり数年後ドラフトで獲得することになった。こういった経緯があるだけに、忠誠を誓い「君をトレードすることはない」と伝えながらカワイ・レナード獲得のためにデマー・デローザンの放出を厭わなかったあのウジリでも、シアカムをトレードで放出することはないはずだ。

ラプターズは2021NBAドラフトで獲得したスコッティ・バーンズがルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得するほどの活躍を披露し、プレイオフ進出という予想外の結果を残した。そのバーンズがさらに成長するであろう来季のパフォーマンスにも期待がかかるが、シアカムがその中心になっているのは間違いなさそうだ。

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