今季ブルックリン・ネッツで物騒なシーズンを過ごしたカイリー・アービングは、史上トップクラスのハンドリングスキルとフィニッシュ力を持つと言われている。だが数ヶ月前発表されたNBA75周年チームのリストには選出されず、賛否両論が巻き起こった。
NBAがアービングを選出しなかった理由は明らかにされていないが、中には胡散臭い行動が目立つためNBAがアービングを選外にしたのではという声も少なくない。
7度オールスターに選ばれ1度タイトルを獲得しているだけにアービングが選ばれても不思議ではないが、このことについてアービングは出演したPodcast番組内で以下のようにコメント。SportsKeedaが伝えている。
俺はこのリーグを通じてもたらされた多くの才能を本当に尊敬している。あのリストは選手たちが続きたい、達成したい基準や基礎的なものを作ってくれた。だから俺はそのことについて議論することが出来ない。俺が選ばれたかどうかは明らかになっている。そして俺は自分の気持ちを伝えることしか出来ない。俺は間違いなくあのトップ75リスト選出に値すると感じているよ。理由は単純で、俺はゲームの革命の一部だったからね。
アービングはこれまで7度のオールスター選出、3度のオールNBAチーム選出、新人王などの経歴を誇り、2016年にはクリーブランド・キャバリアーズ史上初となるタイトル獲得を決定する決勝3ポイントを沈めた。
ただ地球平面説を信じメディアと対立するなど以前からコート外で注目を集めており、今季はワクチン未接種により試合に出場出来ない時期が続いたことで完全に面倒くさい人間扱いされるようになってしまった。
それが今回のリスト漏れに繋がっているかどうかは分からないが、少なくとも今季見せたコート内外での残念なパフォーマンスにより彼の価値が下がったのは間違いない。おそらく発表されるであろう100周年チームにアービングが選ばれるには、来季以降その下がった評価を再び上昇させるパフォーマンスが必要とされそうだ。