2017年NBAドラフト全体6位で指名され、2年目からチームの主力&若手トップクラスのディフェンダーとして注目されるようになったジョナサン・アイザック。3年目の19-20シーズンに平均11.9得点1.6スティール2.3ブロックという驚異的な数字を記録したものの、バブルで前十字靭帯断裂という大怪我を負い離脱。昨季はリハビリで全休し、今季もリハビリ+チームが再建期を過ごしており無理に復帰する必要がなかったためシーズンを全休した。
まる2年実戦から遠ざかっていることやマジックというチームそのものが若干地味であることもあり彼の存在を忘れてしまっているファンが多いようだが、アイザックは現状について以下のようにコメント。Orland Sentinelが伝えている。
状態は良い。とても良い感じだよ。右のハムストリングにちょっとした問題があったんだけど、今は状態が良い。来季の復帰とプレイできることがとても楽しみなんだ。全てが良いよ。
みんな長くゲームをプレイしていないことを最大の問題とするだろうけど、日々の練習を知らないだけさ。全てに細心の注意を払っていた。時間がかかるんだ。できるだけ早く復帰したかったけど、それもプロセスの一部。とにかく来季の復帰が楽しみだよ。
マジックは昨季トレードデッドラインでチームの主力だったニコラ・ブーチェビッチ、アーロン・ゴードン、エバン・フォルニエを一気に放出するファイヤーセールを行い、再建期に突入。今季は若手プレイヤーを重点的に起用し、22勝60敗とイースタンカンファレンス最下位でシーズンを終えていた。
ただチームには今季ルーキーとして素晴らしい数字を記録したフランツ・ワグナーや、シーズン途中に復帰し悪くない出来を見せたアイザックの同期であり1位指名のマーケル・フルツ、4年目のシーズンストレッチビッグマンとして謎の成長を見せたモー・バンバなどがおり、ロッタリー会議でもし3位以上の指名権を獲得した場合、一気にプレイオフを狙えるチームに変貌する可能性がある。
もしデカく長く速いディフェンスで支配的な活躍を見せれるアイザックが離脱前の状態で復帰することが出来ればチームの力は間違いなくアップするだろうが、彼の万全な復帰を期待したいところだ。