開幕から低空飛行が続き巻き返しが期待されたオールスターブレイク後に更に調子を落としプレイイントーナメントにすら進めなかったロサンゼルス・レイカーズは、シーズン終了後HCフランク・ボーゲルの解任を発表した。
現在レイカーズはHCの招聘に動いており、一部報道ではバックスのアシスタントコーチを務めたダービン・ハム、元ブルックリン・ネッツのHCであり今季はゴールデンステイト・ウォリアーズでACを務めているケニー・アトキンソン、昨季まで数シーズンに渡りポートランド・トレイルブレイザーズを率いたテリー・ストッツらが最終候補の名に挙がっているようだ。
そんな中元レイカーズのレジェンドであり元運営部門社長(黒歴史)のマジック・ジョンソンが、どういった条件を持った人間が次期レイカーズのHCに相応しいか語ったようだ。彼の以下のコメントをSportsKeedaが伝えている。
恐らくエリック・スポールストラ以外、今季のプレイオフファイナルフォー(カンファレンスファイナル進出チーム)の内3人のHCが元NBAプレイヤーだ。つまり今敬意を得るべき元選手の若手コーチがたくさんいるということ。元選手の人間がHCになるべきと言っている訳では無いが、現実に起っている事を見るべきだ
確かに今季プレイオフでカンファレンスファイナルに進出した4チームの内、ヒートを率いるエリック・スポールストラ以外は全員が元NBAプレイヤー。セルティックスのイメイ・ユドカはドラフト外から7シーズンプレイした苦労人で、マーベリックスのジェイトン・キッドは史上トップポイントガードの1人として数えられるほどの多くの偉業を成し遂げている。ウォリアーズのスティーブ・カーは王朝期のブルズで3ポイントシューターとして活躍し、5度のタイトル獲得を誇る。
上記の来季のHC候補3人の内、元NBAプレイヤーは約7シーズンにわたってナゲッツなどでプレイしたダービン・ハムのみ(テリー・ストッツは1980年ドラフト全体38位でロケッツに指名されているが、NBAでプレイした経験はない)となっている。
今季のプレイオフを見る限り、マジックの言う通り元選手というステータスは何らかの良い影響を持っているのかもしれない。レイカーズのフロントオフィスがどのような条件をもとにHCを探しているかは分からないが、レイカーズ次期HCに関しては引き続き静かにに注目が集まりそうだ。