レギュラーシーズンで82試合を行うNBAでは毎年複数の選手達が怪我で離脱している。特に近年は怪我防止のため「ロードマネジメント」と呼ばれる主力を休ませる戦略が基本となり、レギュラーシーズンすべての試合に出場する選手は非常に少なくなった。
ではその中で、今季最も過酷なタスクを遂行した選手は誰なのだろうか。HoopsHype及びAction Networkによると、走行距離とカロリーを基にした「最もハードにプレイした選手」は、フェニックス・サンズのミケル・ブリッジズだという。
Action NetworkはNBAで最も働いた選手を開示し、走った距離とその消費カロリーを調査した。それにより最もハードに働いた選手が明らかになった。
ナンバーワンスポットの座についた選手はフェニックス・サンズのミケル・ブリッジズであり、シーズンを通して212.5マイル(341キロ)、カロリーに換算すると38055カロリーとなった。マイルズ・ブリッジズが1.8マイル下で2位。現NBAベストダンカーの1人である彼は80試合に出場し210.7マイル(339キロ)だった。次いで上から順にタイリース・ハリバートン、タイリース・マクシー、スコッティ・バーンズがトップ5に入った。
なんとブリッジズ兄弟がワンツーフィニッシュを果たす結果に。総出場時間でも両者はワンツーフィニッシュを決めており、それがこの結果に繋がったと言える。またトップ5は全員次世代のスター候補であり、3人が両タイリースは2年目、バーンズは1年目と非常に若い。特にバーンズは1年目ながらリーグトップクラスのハードワークを示す形となった。
ミケル・ブリッジズは今季全試合に出場し、リーグ屈指のディフェンダーとして相手エースを封殺する仕事を遂行。その走力を活かしたディフェンスは高く評価され、見事初となるオールNBAファーストチームに選出されている。
マイルズ・ブリッジズは豊富な運動量と強力なドライブでチームに貢献するタイプのウィング。その走力はチームの司令塔ラメロ・ボールから繰り出される速攻時に活かされ、打点の高いダンクによりハイライトを量産した。
個人的に応援しているブリッジズ兄弟がこのような形で日の目を見る事は非常に素晴らしいことであるが、来季もその豊富な運動量とハードワークは間違いなく相手チームに脅威を与えるだろう。