2021年NBAドラフト全体1位でデトロイト・ピストンズに指名され、再建期を過ごしていたチームにおいて中心選手の1人としてプレイしたケイド・カニングハム。選ばれなかったもののルーキオブザイヤー最終候補に選ばれ、オールルーキーファーストチームに選出されるなど比較的充実した1年目を過ごした。
そのカニングハムが1年目学んだことについて語ってくれたようだ。彼の以下のコメントをSLAMが伝えている。
俺が1年目に学んだ一番重要なことは、このリーグ、メディアは勝たない限り誰も注目しないということだ。人々は尊敬しなかったし、俺のシーズンや持っている才能その他について評価しなかったから、それは自分にとって悪いことだとしか感じなかったんだ。
だけど俺たちは全く試合に勝てなかった。だからこそ勝てなかったことが集中する大きな要因になった。人々から尊敬を集めるには試合に勝たないといけないし、そうでなければ人々が俺の試合を見なかったとしてもそれに対して怒ることが出来ない。それこそが俺のチャレンジだった。そしてそれが俺たちの次のステップだと思う。
カニングハムは序盤こそシュートタッチに苦しむも、後半以降は準オールスターレベルのパフォーマンスを披露。最終的に平均17.4得点5.5リバウンド5.6アシストを記録した。だがチームは再建期を過ごしていることもあり、30チーム中下から3番目となる23勝59敗に終わった。
ただ彼のオールラウンドなプレイと、ディフェンス力は非常に将来性のあるものだった。来季もチームの中心としてプレイすると見られているが、2年目は更に成長しチームを高みに導き、より多くの注目を集めるに違いない。