3年目の今季チームのセカンドスコアラーとして活躍し、見事シックスマンオブザイヤーを獲得したマイアミ・ヒートのタイラー・ヒーロー。シーズン終了後にはスタメンとしてのプレイを希望し若干話題となっていた。
そんな中、ヒートのアイコンの1人であり球団社長を務めるパット・ライリーが、シーズンを統括する会見でヒーローについて若干厳しめのコメントを残したようだ。彼の以下のコメントをCBS Sportsが伝えている。
彼の次のステップ、そしてこのリーグでよく見られることでもあるが、もしチャンピオンシップを獲得したい、スタメンになりたいのであれば、ツーウェイプレイヤーになる必要がある。ゲームの特定の領域で改善する必要がある。私は彼のディフェンス力が改善したと見ている。素晴らしく、足も速い。
だがスターターになりたいのであれば、トレーニングキャンプでそれを勝ち取らないと。時にそれは簡単なことかもしれないが、ボールをコントロール出来る選手や得点のエネルギーのバランスを考えてもっと良い選手がフィットすることもある。10月でスターターなら、起用されるだろう。そのクオリティを彼は間違いなく持っている。
ヒーローは今季セカンドユニットのファーストオプションながらチームに欠かせないスコアリングを提供し、欠かせない戦力となった。だがスタメンとして起用され辛いのは、ディフェンス面で穴になる場面が多いからだろう。
ヒーローは今オフ延長契約を締結する資格を有しているが、攻守両面の働きを考えるとヒートが大型契約を提示するとは考え辛い。トレーニングキャンプの出来やオフシーズンを含め、この夏のヒーローの過ごし方は今後のキャリアにおいて重要な点となるかもしれない。