今季開幕から不調に喘ぎ苦しい時を過ごしていたボストン・セルティックス。当時はチームのコアであるジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのコンビを解体するべきではとの声や噂も飛び交っていたが、年明け辺りからディフェンス面で大きく向上し最終的にNBAファイナルに進出する快挙を果たした。
テイタムとブラウンはチームが不調に喘いでいた間活躍することが出来ず特にテイタムに関しては開幕から数ヶ月の間FG成功率が4割を切るなど非常に苦しんでいたが、シーズンが進むに連れて改善しチームの躍進に貢献。前半から一転2人の評価は大きく上がることになった。
ではなぜテイタムとブラウンは今季大きく評価を上げたのだろうか。チーム最古参でありリーダーの1人であるマーカス・スマートは2人について以下のようにコメント。Fadeaway Worldが伝えている。
成熟したセルフィッシュネスだ。若い奴らは最初自分の名を売ろうとして、何かを証明しようとする。でもそれが常にチームの望むものorチームの手助けに繋がる訳じゃない。俺達皆が勝つにはそれを理解するということ。今季は特にそういう面で成熟したと思う。
テイタムとブラウンは序盤数字こそ良いものの、得点効率の悪さやターンオーバーの多さなど勝利に繋がらないプレイが目立っていた。だが元々持っていたディフェンス力が発揮されるようになり、チームは一気に躍進。その核として、リーグトップクラスのツーウェイウィングコンビとして自分たちの地位を確立させている。
ファイナルではまだ本領発揮とは言い難いが、2人の成熟はこの先のNBAファイナル及び今後数年間で大きな鍵になりそうだ。