日本時間6月17日行われたNBAファイナル第6戦は、ゴールデンステイト・ウォリアーズが103対90で勝利しここ8シーズンで4度目となるチャンピオンシップ獲得を達成した。
2009-10シーズン以来となるファイナル進出を達成したボストン・セルティックスはリーグトップクラスのディフェンス力を武器にウォリアーズ撃破が期待され、ファイナル前はボストンを有利と見る声も少なくなかった。実際ディフェンス力はファイナルでもウォリアーズを苦しめたが、それ以上にオフェンス面で苦労し惜しくもタイトル獲得とはならなかった。
ファイナルでは一時勝ち越すなどチャンピオンシップまであと一歩のところだったが、チームの核の1人であるジェイレン・ブラウンは早くも前を向いているようだ。彼の以下のコメントをESPNが伝えている。
将来は明るい。俺は常に逆境を個人を形作る機会だと捉えている。理由は何であれ、まだ俺達の時間では無かった。つまりまだ学ぶことがたくさんあるということ。個人的にも、学ぶことがたくさんある。
俺にとって常に成長だということ。より良くなり続けて、導くための様々な方法を見つけ続ける。それが全て。将来は明るいし、次の年の復帰を楽しみにしてる。
リーグトップクラスのツーウェイプレイヤーとしてジェイソン・テイタムと共にセルティックスを牽引してきたジェイレン・ブラウン。5度目のプレイオフだった今季は24試合に出場し平均23.1得点(プレイオフキャリアハイ)を記録したが、ターンオーバーの多さなど課題も目立っていた。
ファイナルに進出した経験は間違いなくブラウンにとってもチームにとっても大きかっただろうが、この経験を来季どのような形で成長につなげられるだろうか。注目したい。