ファイナルが終わり2021-22シーズンが正式に終了したNBA。現在は来季に向け多くのチームが戦略を練っており、ファンや識者の間ではドラフト会議に関する話題が多くの注目を集めている。
今年のドラフト指名候補は豊作と言われた昨季とは違い全体的に小粒な印象を受けるが、トップ3指名が確実視されているジャバリ・スミスJr、チェット・ホルムグレン、パオロ・バンケロの能力&将来性はピカイチと評されており、誰が1位で指名されてもおかしくない状況だ。
ではその3人の内最も「即戦力」となり得る選手は誰なのだろうか?HoopsHypeによれば、3人の内最も「NBA-Ready」な選手はパオロ・バンケロだという。
パオロ・バンケロを3位で指名されると予想されているヒューストン・ロケッツは先日トレードでクリスチャン・ウッドを放出する見込みとなった。NBAチームの複数の幹部は、バンケロが今ドラフトの選手の内最も「NBA-Ready」な選手と考えている。
ウッドが放出されたため、次にトレードマーケット内で注目されるロケッツの選手がエリック・ゴードンだ。トレードデッドラインで複数の幹部がHoopsHypeに語ったところによれば、10位後半20位前半の指名権を得られない限りロケッツはゴードンを放出しないという。ドラフト指名会議までにそのスタンスを変えるかどうかは依然として不透明だ。
全員が1位指名される可能性があると言ったが3人全員が等しく同じ場所に立っている訳ではなく、各メディアの予想を見る限りジャバリ・スミスJrとホルムグレンが1位で指名され、されなかったほうが2位、そして3位にバンケロが指名される可能性が高いとされている。
毎年3位以上で指名される選手の内NBA直後からの活躍が期待されている選手は殆どおらず、1年目は再建期を過ごすチームで土台作りを行うケースが殆んど。つまり現在の能力だけでなく、ポテンシャルや年齢も評価対象となる場合が多い。
上記の通り3位指名権を持つロケッツが先日ポジションの被るクリスチャン・ウッドを放出したため、ロケッツが3位指名権を使いバンケロを獲得する可能性が非常に高くなった。多くの幹部が即戦力と評価したバンケロは1年目にどんな活躍を見せてくれるだろうか。