去年ロサンゼルス・レイカーズがトレードでラッセル・ウェストブルックを獲得した時、多くのファンがレイカーズに対し高い期待を抱いた。だがその期待通りの結果とはならず、レイカーズには大きな批判が集まることになった。
もちろん昨季のレイカーズの不振はウェストブルックだけでなくロスター全体が年老いていたことやアンソニー・デイビスが負傷離脱を繰り返したことなど様々なのだが、ウェストブルックはプレイヤーオプションとなっている来季の契約を更新する見込みであり、非常に難しいチーム作りを強いられる可能性が高い。
そんな中、元レジェンドであり2度の得点王獲得を誇るトレイシー・マグレディがレイカーズの改善点について言及したようだ。彼の以下のコメントをFadeaway Worldが伝えている。
俺はあのグループが、ラス、ブロン、ADのトリオが嫌いだ。選手としてのラスは好きだが、あの2人とプレイしている時のラスは好きじゃない。なぜなら全員がボールを必要とするから。ラスはコーナーに待機させる男じゃない。
ラスはボールを必要とする。彼らが機能する唯一の方法は、ラスがベンチから出場するということだ。それしか方法が無い。俺は彼らが機能するための話をしている。スタメンで彼が起用されても上手くいかないだろう。
ウェストブルックを獲得した際、高い期待の同時にボールを独占するタイプのレブロン・ジェームズとのボールシェアが問題視されていた。当時はデイビスを含めBIG3全員がプレイスタイルを変える事で適応すると報道されていたが、そうなることなくシーズンが進んでしまい、結果は皆の知るところだ。
元々ウェストブルックの獲得は負担が大きかったレブロン・ジェームズのいわば「スペア」として行われたようにも見える。そのためレブロンが休んでいる間ウェストブルックがベンチから出場する形は機能しそうにも見えるが、まだ33歳のウェストブルックがベンチからの起用を受け入れる可能性は低い。
その辺りのマネジメントは新HCダービン・ハムの腕の見せ所となるが、ウェストブルックは来季果たしてどういった形で起用されることになるだろうか。