近年NBAトップクラスのサラリーを受け取りながら怪我によりほぼ試合に出場することが出来なかったジョン・ウォールは、先日ロケッツとのバイアウトに合意しロサンゼルス・クリッパーズへ加入した。
新天地ではチーム3番目の選手として、ここ数年チームに居なかったスターポイントガードとしての活躍が期待されている訳だが、その彼について親友であり大学時代のチームメイトでもありデマーカス・カズンズが言及したようだ。彼の以下のコメントをFadeaway Worldが伝えている。
ジョン・ウォールは俺にとって兄弟のような存在だ。今のキャリアの時点で、彼にとってクリッパーズは完璧な機会だと思う。
彼にはキャリアの浮き沈みがあって、レッテルが貼られて、そういう評判を受ける。でも勝利することが出来れば、常にそういったものをクリアにすることが出来る。クリッパーズは素晴らしいし、タイロン・ルーという素晴らしいコーチもいるし、バルマーも素晴らしいオーナーだ。彼にとってキャリアの次のレベルに良く完璧なシチュエーションだと思う。彼の名前がポジティブなものになるためにも復活してもらいたいね。
クリッパーズは昨季カワイ・レナードとポール・ジョージをシーズンの大部分で欠いた状態で戦い、プレイイントーナメントに進出するもミネソタ・ティンバーウルブズ、ニューオーリンズ・ペリカンズに敗れプレイオフに進むことが出来なかった。だが来季はレナードとジョージが開幕からプレイできる見込みであり、元々厚かった選手層＋ウォールの加入によりタイトル候補筆頭のチームと目されている。
ウォールがクリッパーズでどこまで活躍できるかはわからないが、ある程度期待されているのは間違いない。カズンズの言う通り負担の軽いクリッパーズでのプレイはウォールにとって素晴らしい状況のように見えるが、彼はどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。